甲状腺の場所ってどこにある?
このページでは、
甲状腺の場所をご説明したいと思います。
甲状腺は、のどの付け根(のどぼとけの下の辺り)にある器官で、
蝶が羽を広げたような形で気管の前にあります。
左の写真を見てください。赤い丸で囲ってある場所が甲状腺です。
人間が生きていく上で、とても大切な役割をしている割には案外目立たないし、
小さかったりします。私も自分がバセドウ病になるまで、甲状腺の存在を
意識したことはほとんどありませんでした。
初めて人に「甲状腺が腫れているんじゃない?」と指摘されたとき、
「甲状腺って何?」と思いました。その指摘してくれた人が、
「ここ、ここだよ」と喉のあたりを手で押さえていて、初めて知ったくらいです。
このページにいらしてくれたあなたも、「甲状腺の場所ってどこだっけ?」と
疑問に思ってたどり着いてくれたのかもしれません。
バセドウ病になると、この場所が一番身近な臓器になったりするんですけどね。
大きさは、左右に広がる形で縦4cm、厚さ1cm、重さは15〜20g程度です。
形のイメージは、蝶が羽根を広げている感じで、その役割は食べ物などに
含まれるヨードを取り入れ、甲状腺ホルモンを作り分泌する内分泌器官です。
上の写真の丸で囲った所を触ってみてください。
この場所は正常な場合はやわらかく、外から触っても「どこ?」と言った感じで、
わからないことがほとんどです。
ですが、この場所が腫れていて触ってわかる場合や、鏡に横から映したときに
明らかに甲状腺の腫れがわかるなどは、バセドウ病などの病気の疑いがあります。
バセドウ病による腫れは、ほとんどは左右同じように腫れています。
この左右の腫れが対称でない場合は甲状腺の腫瘍による可能性があります。
私も左右の腫れが対称でなかったため、念のため腫瘍の検査もしました。
この場所の腫れは、他にも様々な病気の種類があります。